やどかりの足跡

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【書評】男30代「人生設計」32の知恵

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男30代「人生設計」32の知恵―その立てかた、実行のしかた (知的生きかた文庫)

 

こんにちはやどかりです。

今回は人生でどのような考え方をすると効率的か

という本を読みました。

 

著者は10個の楽器を操り複数の言語を使い、

コンピュータを駆使しプログラミングもでき、

本も大量に書いているという超人です。

 

どのような知恵で人生を送っているのか

その人生哲学を学びたいと思います。

 

 

 

  ■概要

01. 熱生熱死

どんな仕事も情熱を持ってやるべき。

情熱を持つコツは自分から「選ぶ」こと。

・仕事を自分で選ぶ

・地位を自分で選ぶ

今すぐ実施するのは難しい場合、

いかに「選ぶ」状態に持っていくか考えるべきである。

 

02. 10年の物差しを持つ

大きなことをやり遂げるなら10年計画が必要。

人の器は目指すものさしの大きさで決まる。

 

10年の物差しを持つ人もいれば、

今日1日限りの物差ししかない人もいる。

10年の目標を分割して、今日何するのかを決める。

 

目標を3650等分するので1日にすることは小さくなる。

10年目標を立てた方が簡単。

 

03. 時代を先取りするには「小」と「初」に注目する。

時代を先取りしたければ、

ニュースなどで記事がまだ小さいもの、

あまり話題になっていないものに注目。

 

国内初のイベントにも注目。

廃れるか普及するか、情報収集をして洞察力を持つこと。

 

04. 目標10個同時完遂

目標は1つではなく10個同時に立てる。

1つなら頑張れば達成できる目標も10個同時は難しくなる。

同時達成するためにどうすればよいか必死に知恵を絞ることが尊い

 

05.共通性連鎖

・考える対象範囲を広くして、その中で共通点を見つける。

・共通点の中で実施する、優先順位を立てる。

 

例えば、

・ブログを成長させたい。

・英語を使いこなせるようになりたい。

・本を出版したい。

という3つの目標があったとしたら、

「目標を管理・計画する能力」

「情報をいかに効率よく収集する能力」

「情報をいかに定着する能力」

といった能力が共通点として上げられる。

この共通点に焦点を当てて、優先順位を立てる。

そして優先順位順に知恵を絞り、改善をしていくのが共通性連鎖。 

 

06.能力数値化

自分の周りのありとあらゆるものを数値化する。

一見数値化できなそうなものも数値化する。

例えばコミュニケーション能力や説得力も数値化して把握する。

・自分の周りのありとあらゆるものを数値化する。

・インプットを数値化する。

・アウトプットを数値化する。

・インプット/アウトプットで効率を数値化する。

・毎日進捗を管理する。

 

07. 能力化して応用できる状態にしておく。

インプット(知識)よりアウトプット(能力)を重視する。

1つインプットして10のアウトプットをする。

10アウトプットするためには本質を掴まなければいけない。

本質を掴めば他の場所でも応用が利きやすくなる。

 

例えば営業をしていた人は、事務に回されたとする。

営業は相手のニーズを掴み商品を売る。

事務の中でも仕事の中で同僚のニーズを掴み相手に喜ばれる仕事をしたり、

相手のニーズを掴んで資料を作るなど多くの応用を利かせることができるだろう。

 

08. 投資回収管理。

時間やお金など使ったものに関して、しっかりとどの程度回収できているのか、

投資したら回収するまでしっかりと監視し続けることが重要。

 

09. 自己創造するものが尊い

何事においても自ら創造していくことを重要とする。

仕事も現在あるものをやっているのではなく、現状を把握して、

新たな仕事を自ら創造していくことが重要。

どんなことも自ら創造していく意識を大切にすること。

 

10. 能力を図って新記録出す

自分の能力を計測する。新記録を目指して日々努力する。

 

11. 3年で1流になること

何事も3年で一流になること。

1年目で学習で一通り理解し、

2年目で理解を深め。

3年目で1流として世の中に発信できるようにする。

5年後にピークが来るものを把握し、時流を掴んで波に乗る

 

12. 3無でも始める。

金無し、時間無し、教師無しでも今から開始すること。

金が無くても無料のサービスから始めてみること。

時間が無くても5分単位にまで分解して進めること。

教師がいなくても独学でやること。むしろ独学の方が独創性がうまれ、

そちらの方が良い。

 

13. 戦略的情報入手

図書館で情報をいろいろ入手する。

人からも戦略的に開拓して情報を得られるようにする。

相手を徹底的に調査してクローズドクエッションで効率的に情報を入手

 

 

14. 目的を徹底的に絞り込む

目的はできる限り絞り込み具体的にすること。

例えば英語などでも、「アメリカのA社の部長を説得するための英語」という具合に徹底的に目的を具体化したあと、それに必要な英語だけを身につけるようにする。

それ以外のことは一切勉強しない。

読書をするときも目的を徹底的に考えて、必要なキーワードを洗い出す。

キーワードの載っている部分だけを読む。

もし、その学習すること自体の知識がないのなら、

複数の本を読んでみて頻度の高いキーワードを把握する。

そこだけをまずは学習することで無駄を省くことができる。

 

15. 目標はとことん分解すること

10年の目標も5年、1年、1日、5分と切っていくこと。

 大きな目標を立てることを恐れないこと。

分解してしまえば簡単で単純なものに変わる。

 

16.計画を何度も見直して達成率は100%にする。

 計画は100%達成すること。

途中で何度も計画を見直すこと。

途中まで実行していればよりよい計画が見えてくる。

何度も修正して100の達成を必須とする。

90%でいいやという甘い考えは厳禁

 

17. 他責ではなく自責

すべては自分が原因であると考えること。

営業がうまくいかないのだったら、お客が悪いのではなく、自分のアプローチが悪いのだと考えること。どんなに態度が悪いと同じである。

そうすることで自分の手段の発想を広げることができる。

人は変わらないので自分が変わることで人を変える。

 

18. 一生は今日1日だけと考える

明日があると考えると甘えにつながる。

常に一生は今日だけと思い込むこと。

  

19. 凡事非凡実行

天才は非凡なことができるかもしれないが、

平凡な人間は平凡なことを非凡なほど繰り返すことで非凡になることができる。

 

20. 曖昧を消す

すべてにおいて固有名詞と数値で表現すること。

「前より良くなった」ではなく「●月●日の■が20%向上した」

というように数値と固有名詞を使うことで曖昧性を排除する。 

 

21. 価値と入力 価値と出力のバランスを考えること。

大切なことに時間、お金をかけること。意外とこれができていない。

また大事だと思うことを最も生産すること。

なので重要と思うことを箇条書きで書き、重要ポイントをつけていく。

そして重要ポイントの高いものから時間とお金を割いていくようにする。

 

22. ギブ・ギブ・ギブ&テイク

とことん与えることを考える。

最もレベルが低いのがテイク&ギブの人

次がギブ&テイク

次がギブ・ギブ&テイク

最終的にはギブ・ギブ・ギブ&テイクくらいがちょうどよい。

 

23. 受け身も肯定的なものとして与えなおす。

仕事は少量分解大量反復を常とする。

 与えられたものも自分のテーマとして与えなおす

  

24. 投入量必達

・目的を明確にする

・投入量を明確にする。

・成果を明確にする。

 

25. アウトプット>インプット

聞く・学ぶ・読むよりも

話す・教える・書くことの方が圧倒的に重要。

通常の人はインプットの時間がものすごく多い。

アウトプットを多くしていくことが重要。

 

26.感情行動分離

どんなときでも感情と行動は分けて考える。冷静さが重要。

 

27. 1瞬を幸せに

全力を尽くして1日を達成感で幸せな気分で終わるようにする。

 

28.運命自開

・どういう仕事がしたいか

・どのくらいの質の高い仕事をしたいか

・どのくらいの量の仕事をしたいか

・どのくらいの地位の仕事をしたいか

 

29. 未来への架け橋をする。

どんなことでも今日のやることを未来につなげていくこと。

今の仕事も未来への懸け橋とすること。

 

30. 努力・情熱・知恵のバランスをとって壁を打ち破る

努力だけ、情熱だけ、知恵だけで壁をある程度超えられるが、そのうちそれら単体では太刀打ちできない壁が出てくる。そんなときは3つを組み合わせてその壁を越えていく必要がある。

 

31. ベストなうれしいとき、苦しい時を思い出して冷静になれ

うれしいときでもこれまでもっと嬉しかった時を思い出して、まだまだうれしいことはあるとしてうぬぼれすぎないようにする。また苦しい時でも、今までの苦しかったベストを思い出せば今の苦しみもそこまで苦しくなくなる。

 

32.正しいことを誠実に精いっぱいやる

 もっと広く自分の周囲を含めてよく考えたうえで仕事をする。

 

 

■まとめと書評

全体をまとめると以下のことがポイントになりそうです。

・目的を明確にすること。

・目標を立てることと細分化して今日やることまでに落とし込むこと。

・あいまいな考えをせずすべて数値と固有名詞で具体化すること。

・アウトプットや創造することを重要視する。

・受け身ではなくなんでも肯定的に変換すること。

 

こうしてまとめてしまうと当たり前なエッセンスになってしまいましたが、

結局のところ当たり前のことを当たり前に実行していくことが大切なのだと思います。

そして具体的にどうやってやっていくのか様々な例が載っているので、

自分の行動に結びつけていくには良書だと思います。

特に身の回りのことを数値化するということを今すぐにでも開始していこうかと思いました。